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足りな過ぎる緊張感

子供
04 /06 2017
辛い人に寄り添うことばかりやってきた

ストレスを軽減させる方向が多かった

だから、逆方向が手薄だった

昨今、緊張感の無い子供が増えていると言われる

私もそれをひしひしと感じる

ストレスが少ないことは良いことだと捉えがちだが、実はそうではない

バランスが大事なのだ

ある程度、緊張しなければならない場というものがある

例えば学校の授業中には、授業中に相応しい緊張感が必要だ

床に寝そべって、鼻歌を歌って、手元にある文房具を転がしたり投げたりして遊んだら、それは異常だ

これは極端な例だが、その程度の緊張感も欠いている子供がいる

いつでもどこでも最大級に寛ぎモードなのだ

こういう子供は誤解を受けることにも繋がる

本人に悪気は無くても、人を馬鹿にした態度だと周囲を激怒させることもある

怒られても、怒られている時に相応しい態度が取れないので、ますます相手を怒らせてしまう

怒られているのに深刻さが全く無く、ヘラヘラ笑ったり、ふざけたり、勝手に遊び始めてしまったり、果ては眠ってしまったり(!)する

こういうケースに当たって初めて、場に相応しい態度というものが社会の中ではどれだけ重要か気付かされる

それだけ、普通の人達には当たり前になっていることなのだ


人はそれを「発達障害」と名付けてしまう

その傾向が最近は顕著だ

でも私はそういう区分けはなるべくしたくない

微妙なラインに乗っている人は特に

薬なんてとんでもない!
(ご家族の薬への熟知と深い納得があるなら、もちろん反対する権利はありませんが)

生活の中での工夫でなんとかにじり寄らせるようにしたい


自由気ままに生活出来る環境もあるのだろうが、その子供の持って生まれた気質も関係している

親が厳しくても直らないことがある
(というか、こういう子供の親は大抵既にかなり手を掛けているし厳しい)

これ程までに、感覚の異なっている子供に緊張感を与えるにはどうしたらいいか

その場に相応しい態度で臨まなければならないという、自覚を促すには何が必要か

これからの研究課題だ


大人に接する場合とは違う、優しさと厳しさのバランス

とても難しい課題だが、疎かには出来ない

その子供の将来に大きく関わる問題だ


そしてその場合、教える側の自分にも厳しさを与えなければならない

指示だけの一方的なやり方ではなく、一緒に乗り越えようとする思いが必要


ただ、他者がどんなに頑張っても、最終的には本人の自覚でしか持つことの出来ない緊張感

どうしたら獲得させてあげる事が出来るのだろう

そして、適度な緊張感を身に付けさせてあげることが出来るだろう


自分の子供時代を振り返ってみよう

緊張感を最初に獲得したのはいつだったか

それは、どの様な場面でだったか

そこからヒントを拾っていってみるつもりだ


2017.4/6.8:38(最初に投稿)
2017.4/6.21:30(追記と修正)
 
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Cotoyume

「ことゆめ」です。
ことゆめ心理カウンセリング
茨城県 阿見町
所持資格は産業カウンセラーです。